企業必見!紙製クリアファイルの使用用途とは?メリットやデメリット、効果的デザインについて
紙製クリアファイルは、これまでのビジネスシーンで多く使われているプラスチック製クリアファイルに変わる新たなエコ商品として、今注目が集まっています。これまで通りオリジナルデザインも可能で販促にも活用でき、紙製が故に企業ブランドイメージにも一役買うこの新たなクリアファイルについて紹介していきます。
目次
紙製クリアファイルとは?
紙製クリアファイルとは、100%紙で作られたクリアファイルのことを意味します。紙製ですが、半透明もあり、従来のプラスチック素材を使ったファイルのように中身を確認することができますので、これまでの用途に沿った活用ができます。またこの紙製クリアファイルの登場でプラスチック消費量が抑制できることでも、エコ商品として注目されています。プラゼロファイルと呼ぶこともあります。
見た目や使い心地も従来のクリアファイルと大きく異なることなく、環境にも優しい紙製クリアファイルについて、メリットやデメリットを見ていきましょう。
知って納得!紙製クリアファイルのメリットとは?
紙製クリアファイルは、不要になった際に燃えるゴミとして処分できる点がメリットです。紙製クリアファイルの底部分は両面テープやノリなどで接着しているため、捨てる際に分別の必要がありません。機密書類であればファイルに書類を挟んだままシュレッダーにかけられる点も、大きなメリットといえるでしょう。
さらに紙製クリアファイルを採用すれば、環境へ配慮した企業だとアピールすることも可能です。CO2削減を謳いながら従来のPP製クリアファイルを配布している企業よりも、紙製クリアファイルを配布している企業の方が、イメージアップに繋がります。
紙製クリアファイルのデメリットとは?
紙製クリアファイルは100%紙で作られたクリアファイルであるため、従来のPP製クリアファイルと比較して、耐久性が劣ってしまう点がデメリットです。枚数を多く挟みすぎてしまったり、中身を頻繁に入れ替えるなどの使い方には適していないため、注意しましょう。
また紙製品であるため、水濡れに弱い点もデメリットです。紙製クリアファイルはお客さまへの書類のお渡しやデスクで保管する目的で使用するなど、水濡れリスクを避けた用途を考慮して利用するとよいでしょう。
さらにコストが割高である点もデメリットです。紙製クリアファイルは従来のPP製クリアファイルと比較して普及率が低いため、コストを比較すると割高になる可能性が高いといえます。
コスト面は企業として見逃せないデメリットでありますが、SDGsへの取り組みをアピールできたり、顧客の興味を惹きやすい商品であったりと大きなメリットもあるため、ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。
紙製クリアファイルの使用シーンや用途について
紙製クリアファイル使用シーンには、以下のものが考えられます。
・クライアントへのプレゼンテーションや打ち合わせ会議に最適!
クライアントへの会議やプレゼンテーションで、紙製クリアファイルを使用して資料や報告書を配布すると環境に配慮した取り組みをアピールでき、企業ブランドイメージ向上に役立ちます。
・展示会や説明会、イベント、セミナーなどの販促用ノベルティにも大活躍!
資料配布時の広告媒体としても適しています。表面に社名やロゴを印刷すれば、オリジナルのノベルティグッズとしても活用できるでしょう。
クリアファイルの印刷方法について学ぼう
ここからは、一般的なクリアファイルの印刷方法について紹介します。以下の4つが代表的な印刷方法です。
・オフセット印刷
・オンデマンド印刷
・シルク印刷
・箔押し印刷
オフセット印刷とは、最もオーソドックスな印刷方式で、平らな印刷版のインキを転写用のゴム版に移し(OFF)、用紙に転写させる(SET)方式です。版の作成に時間とコストがかかりますが、印刷品質が高く、迅速かつ効率的に大量の印刷物を生産できます。
オンデマンド印刷とは、高速デジタル印刷機による印刷方式です。オフセットと違い印刷版が不要なため、時間とコストを抑えられ、小ロットで必要な分だけ印刷できるメリットがあります。納期も早く、在庫を抱える心配がありません。
シルク印刷とは、スクリーンと呼ばれる網目状の版にインキを載せ、ヘラで押し付ける事で穴を通ったインキが直接印刷物に印刷される方式です。プラスチックやガラス、金属などにも直接印刷することが可能で、製品に直接インキが載るため鮮やかな印象の仕上がりとなります。
箔押し印刷とは、メタリックの輝きを持つ箔を、熱と圧力によって紙に転写する手法です。箔押し印刷は、他の印刷方法では出せない高級感のある光沢を生み出せます。
一般的なクリアファイルはなぜプラスチックを使用するの?
一般的なクリアファイルはなぜプラスチックが使用されているのでしょうか。一般で見かけるクリアファイルには、ほとんどの場合、PP(ポリプロピレン)が使用されています。
特徴その1:透明な素材でできている
なんと言っても透明な素材でできているため、中に入れた書類や資料がはっきり見え、資料の持ち運びにとても便利です。また整理整頓もしやすく、いざという時に必要な資料を素早く見つけることができます。
特徴その2:耐久性が高い
紙製クリアファイルとの大きな違いはこの耐久性にあります。長期間使用しても破れにくく、軽くて折り曲げに強いので書類を保護できるメリットは大きいです。
特徴その3:水に濡れても安心な防水性の高さ
プラスチックはご存知の通り防水性が高いため、書類や資料を雨や水から守ることができます。
クリアファイルはなぜ記念品やノベルティとして良く使われるのか
クリアファイルは記念品やノベルティ商品としてよく使われています。その理由について少し深堀りしてみましょう。
理由その1:保管性が高く、学生・社会人を問わず使う日常アイテム
クリアファイルは、そもそも書類を整理し保管するための日常的に使う便利なアイテムとなっています。つまり記念品やイベントで配布されても破棄せず、そのまま自宅や会社に持ち帰って利用してくれることが大いに想定されます。つまり実用的であり、もらって重宝するアイテムと言えます。
理由その2:自由度の高いデザイン性
クリアファイルは印刷によるデザインが自由にでき、企業やイベントのロゴやキャッチコピーなどのメッセージを入れることができます。これにより、理由その1でも述べた保管性の高さから企業の宣伝やイベントのプロモーションに利用されることがあります。
理由その3:ノベルティの中でも低コスト
クリアファイルはカレンダーやタオルなど他のノベルティと比較して低コストで大量に生産ができます。そのため、大量生産してより多くの方に配布することができ、企業の広告や各種キャンペーン、さらにはイベントに適しています。
クリアファイル レール式とホルダー式の違いについて
記念品やノベルティとして配布しやすいクリアファイルですが、レール式やホルダー式、ブック式、封筒型など、多くの種類に分けられます。ここでは、レール式とホルダー式の違いについて見ていきましょう。
レール式ファイルとは複数枚の書類を保存できる、書類の端をスライドバーで固定したファイルです。書類に穴を開けないため、使いやすいクリアファイルといえるでしょう。
一方でホルダー式のクリアファイルは最もシンプルなタイプで、書類を即座に出し入れできることが特徴です。薄くスペースもとらないため、書類の保管だけでなく、折り曲げたくない書類や、水濡れ厳禁の書類を郵送する際にも役立ちます。
クリアホルダーとクリアファイルの違い
クリアファイルは歴史が浅いためか、メーカーにより呼称が異なり、統一できていないのが現状です。文具業界では一般的にクリアファイルと呼ばれるものは冊子状のものを指し、クリアホルダーと区別しています。
しかしネット通販やマスコミ表記では、一般的な紙を数枚挟むホルダーを「クリアファイル」と表記していることも多く、認知度も高くなっています。製品を検索する際は、クリアホルダーとクリアファイルの名称を逆にしているところもあるため、画像と名称を見比べて、しっかりと確認しましょう。
クリアファイルの種類について
クリアファイルの種類には、以下の4種類があります。
・ホルダー式
・レール式
・ブック式
・封筒式
ホルダー式とレール式の違いについては前述したため、ここではブック式と封筒式について見ていきましょう。
ブック式は複数のポケットがついており、書類を一枚ずつ差し込んで保管できるタイプです。名刺やハガキの整理ができるよう仕切られているものもあり、一枚ずつ書類の保管ができるため、折れたり汚れたりする心配もありません。
封筒式は、袋状になっていて封筒のように持ち運べるタイプです。紐で閉じられるタイプや、マチが付いてペンなどの小物も収納できるタイプも展開されています。
クリアファイルでオリジナルデザインする時のコツについて
最後に、クリアファイルでオリジナルデザインをする際のコツについて見ていきましょう。
・用途や配布する層を意識する
・内容物の見せ方を考える
・差別化をする
クリアファイルでオリジナルデザインをするコツは、用途や配布する層を意識することです。せっかくオリジナルのクリアファイルを作っても、相手に合ったものでなければ、手にとってもらえないでしょう。
内容物の見せ方についても同じことがいえますが、渡したい相手がどのような人たちなのかによって、デザインは変わります。まずは用途や配布する層、内容物を見せるか見せないかなどを考えましょう。
大まかにターゲットや見せ方が決まれば、差別化をおこないます。たとえば書類を抜いた際にデザインが大きく変われば、相手に驚きを与えられるでしょう。また資料を見ながらメモを書き込めるファイルであれば、便利だと思ってもらえるかもしれません。
珍しい素材や加工でクリアファイルに対する印象を変えるなど、さまざまな工夫や差別化をし、相手が受け取って満足できるクリアファイルを作成しましょう。
まとめ
紙製クリアファイルは、100%紙でできたクリアファイルです。従来のファイルと同じく透明性もあり、燃えるゴミとして処分できるなどメリットの多い紙製クリアファイルは、今後更に需要が高まっていく商品といえます。
ノベルティを作る際は、本記事で紹介したコツを意識し、満足のいくものを作成してみてください。