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SDGsの面白い取り組み11選|気軽に今日からできるSDGs活動

 

 

「SDGsへの取り組みをしよう」

と考えても、具体的にどのような取り組みをおこなうべきか、迷っていませんか?

 

とくに企業の場合は、参考となる取り組みの規模が大きいケースもあり、「大手企業であればできるが、うちでは導入できない」と悩むケースもあるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、どんな企業でも導入できる個性的かつ簡単に取り入れられる、SDGsの面白い取り組みについて解説します。

 

なお、今回紹介する「面白い取り組み」は、以下のように定義したもののみを紹介しています。

  • ・一般的に広まっていない
  • ・斬新な内容
  • ・独自性のあるもの

 

 

日本のSDGsランキングは21位

 

 

日本のSDGsランキングを、2023年に発表された「Sustainable Development Report 2023」を元に紹介します。

「Sustainable Development Report 2023」とは、SDSN(Sustainable Development Solutions Network)とベルステルマン財団(Bertelsmann Stiftung)によって作成されたレポートです。

 

本レポートによると、世界のSDGsランキングで日本は21位(スコア:79.41点)にランクインしています。ランキングの対象は全166カ国なので、かなり上位といえます。

なお、TOP5は、以下の5カ国です。

 

  1. 1.フィンランド(スコア:86.76点)
  2. 2.スウェーデン(スコア:85.98点)
  3. 3.デンマーク(スコア:85.68点)
  4. 4.ドイツ(スコア:83.36点)
  5. 5.オーストラリア(スコア:82.28点)

 

 

SDGsの17の目標

 

SDGsの17の目標について、改めて理解しておきましょう。

 

  1. ・貧困をなくそう
  2. ・飢餓をゼロに
  3. ・すべての人に健康と福祉を
  4. ・質の高い教育をみんなに
  5. ・ジェンダー平等を実現しよう
  6. ・安全な水とトイレを世界中に
  7. ・エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  8. ・働きがいも経済成長も
  9. ・産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. ・人や国の不平等をなくそう
  11. ・住み続けられるまちづくりを
  12. ・つくる責任つかう責任
  13. ・気候変動に具体的な対策を
  14. ・海の豊かさを守ろう
  15. ・陸の豊かさも守ろう
  16. ・平和と公正をすべての人に
  17. ・パートナーシップで目標を達成しよう

 

上記17の目標それぞれに、さらに細かな169のターゲットが設定されています。

 

 

企業が実際におこなっているSDGsの面白い取り組み

 

 

SDGsへの取り組みは、大きく分けて2つあります。

 

  • ・自社が軸となりSDGsになる取り組みを広める
  • ・SDGsに繋がるものを導入する

 

ここでは、上記2つの参考例を紹介します。

すぐに導入できそうなものがあれば、ぜひ導入を検討してみてください。

 

 

関西電力の「未利用野菜ドーナツ」

 

関西電力が開発した「オカラット ベジドーナツ」は、フードロス問題の解決に貢献する商品です。

豆腐製造時に廃棄されるおからと、未利用野菜を原料とすることで、食品廃棄物を有効活用しています。

 

この取り組みは、環境負荷の低減と栄養価の高い食品の創造を同時に実現しています。

アスパラ、カボチャ、芋ヅルなどの未利用野菜をドーナツに練り込むことで、風味豊かで栄養価の高い商品となっています。

さらに、食物繊維やたんぱく質が豊富で低糖質という健康面でのメリットもあります。 

 

環境保護と健康促進を両立させた、SDGsの理念を具現化した優れた取り組みといえるでしょう。

 

 

霧島酒造株式会社の「焼酎粕の活用」

 

霧島酒造株式会社は、焼酎製造過程で生じる副産物を有効活用し、環境に配慮した事業展開を実現しています。

焼酎粕を食事への還元、バイオガスのエネルギー利用、堆肥としての活用など、多角的に再利用することで、廃棄物の削減とリソースの有効活用を図っています。

 

例えば、発酵時に生成されるバイオガスをエネルギーとして利用することで、化石燃料の使用量を減らし、CO2排出量の削減に貢献しています。

さらに、「霧島くつろぎの森」や「どんぐり1000年の森」といった森林保全活動を通じて、地域の自然環境保護にも取り組んでいます。

 

霧島酒造の取り組みは、本業と密接に関連したSDGs活動と地域貢献を融合させた、独自性の高い取り組みといえるでしょう。

 

 

株式会社宮崎放送の「SDGs普及活動」

 

MRT(宮崎放送)は、長期にわたる環境保護活動を通じて、地域に根ざしたSDGsの先駆的な取り組みを実践しています。

他の放送局と同様にメディアを通じたSDGsの普及を行う一方で、30年以上前から環境保護活動に取り組んできた点が特徴的です。

 

この長期的なコミットメントは、持続可能な社会の実現に向けた真摯な姿勢を示しています。

 

例えば、「MRT環境賞」という顕彰(けんしょう)活動を現在も継続しており、地域の環境保護活動を支援し、その重要性を広く認知させる役割を果たしています。

 

MRTの取り組みは、SDGsという概念が一般化する以前から、地域に密着した持続可能な活動のモデルケースとなっており、地域メディアの社会的責任を体現しているといえるでしょう。

 

 

くら寿司の「回転レーンで学ぶSDGs」

 

くら寿司の出張授業は、身近な回転寿司を通じてSDGsの理解を促進する教育プログラムです。

この取り組みは、子どもたちが楽しみながら持続可能性の概念を学べる点で効果的です。

 

具体的には、実際の店舗で使用する回転レーンを活用して、実践的な学習環境を提供しています。

寿司ネタを通じて水産資源の問題や食品ロスについて考えることで、グローバルな課題と日常生活のつながりを理解しやすくなります。

 

単なる企業PRではなく、真の意味でのESD(持続可能な開発のための教育)を実践しているといえるでしょう。

 

 

森永製菓株式会社の「未来のお菓子のアイデア募集」

 

森永製菓の「未来のお菓子のアイデア募集」は、子どもたちのSDGs理解を促進する創造的なアプローチです。

この取り組みは、身近な商品を通じてサステナビリティの概念を考える機会を提供し、楽しみながら学べる点が特徴です。

 

子どもたちが好きなお菓子を通じてSDGsを考えることで、複雑な概念をより理解しやすくなります。

 

例えば、「チョコボール」「ラムネ」「おっとっと」といった人気商品をベースに、環境に優しい材料や包装を考案することで、実践的なSDGs思考を養います。

 

次世代のSDGs意識を高め、持続可能な社会の実現に向けた長期的な貢献を目指す優れた教育的アプローチといえるでしょう。

 

 

印刷市場の「紙製クリアファイル」

 

株式会社印刷市場では、脱プラスチックやSDGsの貢献ツールとして「紙ファイル」「紙製クリアファイル」を取り扱っています。

紙製なので鉛筆で書き込むことができ、廃棄の際には書類と一緒にシュレッダーにかけられます。

 

印刷屋が母体となっているため、ファイルへの印刷も可能。

ノベルティとしても活用できます。

 

「プラスチックのクリアファイルを大量に使用している」

「身近なところからSDGsへの取り組みを始めたい」

 

上記のような企業におすすめの取り組みです。

 

紙製ファイル・紙製クリアファイルについて

 

 

海外のSDGsへの面白い取り組み

 

 

海外でも、SDGsの面白い取り組み例がいくつかあります。

なかでも、とくに独自性の高い取り組みとして、以下の2つがありました。

 

  • ・オランダの「服の図書館」
  • ・イギリス「LUSHのオランウータンボム」
  • ・アメリカ「Patagoniaの廃棄プラスチック製漁網で作る衣類」

 

いずれも、その企業ならではの取り組みですが、面白い事例として参考にしてください。

 

 

オランダの「服の図書館」

 

オランダの「服の図書館」は、サーキュラーエコノミーの理念を実践し、ファッション産業の持続可能性を向上させる取り組みです。

この取り組みは、衣服の過剰生産と廃棄の問題に対処し、資源の有効活用を促しています。

 

質の高いヴィンテージ衣服やローカルデザイナーの作品をレンタルすることで、消費者は環境負荷を減らしつつ、多様なファッションを楽しめるのです。

 

例えば、アムステルダムのLENAでは、顧客が上質な衣服を借りることで、新しい服を購入せずにSDGsに貢献できます。

 

 

イギリス「LUSHのオランウータンボム」

 

LUSHの「オランウータンボム」は、製品販売を通じて直接的に環境保護に貢献する取り組みです。

この製品は、消費者の日常生活に楽しみを提供しながら、インドネシア・スマトラ島の西トバにある熱帯雨林の保護を支援します。

 

バスボムには、西トバの自然音を聴けるQRコード付きチケットが入っており、読み込むと鳥の声やオランウータンの鳴き声などを聞けます。

また、売上は森林保全活動を行うSOS(Sumatran Orangutan Society)に寄付されます。

 

消費者参加型の環境保護活動として、SDGsの目標達成に向けた効果的なモデルケースといえるでしょう。

 

 

アメリカ「Patagoniaの廃棄プラスチック製漁網で作る衣類」

 

Patagoniaの「ネットプラス」の取り組みは、海洋プラスチック汚染問題を改善する取り組みです。

この取り組みは、環境保護と地域経済の活性化を同時に実現しています。

 

廃棄された漁網を再利用し、海洋汚染の要因に対処すると同時に、地元漁師に副収入をもたらしています。

 

環境保護、資源の有効活用、地域経済支援を統合した持続可能なビジネスモデルの優れた事例といえるでしょう。

 

 

個人でもできるSDGsへの面白い取り組み

 

 

個人でも気軽にできるSDGsへの取り組みもあります。

 

個人では「SDGsへの取り組みは難しそう」と思う人もいるかもしれません。

しかし、以下の方法であればすぐに実践できます。

 

いずれも楽しみながらでSDGsに貢献できるので、ぜひ試してみてください。

 

 

検索エンジン「Ecosia」

 

「Ecosia」は、インターネット検索をするだけで寄付に繋がる検索エンジンです。

ドイツ発の検索エンジンで、広告収入の約80%が非営利団体「WWF」に寄付されます。

 

この寄付から、世界中に樹が植えられる仕組みです。

実際に、これまでにも1億8,500万本以上の植樹がされています。

 

 

プロギングへの参加

 

プロギングとは、ジョギングをしながらゴミ拾いをするスポーツです。

参加者は自身の健康と環境美化活動の2つを同時にできます。

 

SDGsの観点では以下の3つに貢献できます。

  • ・すべての人に健康と福祉を
  • ・住み続けられるまちづくりを
  • ・パートナーシップで目標を達成しよう

 

健康意識も高まっている昨今、環境活動にも目を向けて参加してみるのも良いでしょう。

 

 

身近にできる面白いSDGsへの取り組みを導入してみましょう

 

 

SDGsの面白い取り組みのなかには、個人から法人まで楽しみながら導入できるものもあります。

今回紹介したように、SDGsへの取り組みは多種多様なので、ぜひ参考にしてみてください。

 

印刷市場では、SDGs貢献の一つとして、紙製ファイル・紙製クリアファイルをおすすめします。

プラスチックを使用していないので、環境活動につながるSDGs貢献としてご活用ください。

 

とくに法人でクリアファイルを多く使用している企業は、この機会に紙製クリアファイルを使用してみてはいかがでしょうか。

会社に合わせた印刷も可能ですので、ぜひあらゆる形でのご活用をご検討ください。

 

紙製ファイル・紙製クリアファイルについて

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